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1996年度 学部授業一覧

授業科目 担当教官

学期/単位数

曜日/時限

教室

授業内容

言語学概論 湯川 恭敏

4単位
・通年

水2

113

主に次のような内容で、言語学の基本的な考え方と基礎的な知識を全般的に講義する。言語本質論: 言語とは何か言語の主要な特徴言語学の諸分野音声学・音韻論:人間はどういう発音が可能か 言 語は音をどう用いているか文法論: 文法とは何か 文法の構造 文法の研究方法意味論: 単語の意味と は何か意味の研究方法 同音異議の問題その他、歴史言語学・比較言語学や言語地理学・ 社会言語 学にも触れる。テキストは用いない。

言語学演習 湯川 恭敏

2単位
・冬

木3

研究室

言語の文法をどう研究してゆくべきかを、文法というものの本質から考える。テキストは用いない が、ハンドアウトを配る。主として日本語を例としてみんなで考えるようなやり方をする。特に予 備知識を必要としない。

野外調査法 湯川 恭敏

4単位
・通年

木2

研究室

アフリカのナミビアで調査したンドンガ語のデータをもとに、この言語を分析しつつ、言語の調査 はどう行うべきかを論ずる。最初に語彙の録音テープを聞き、この言語の音に慣れた段階で、文法 事項に関するデー夕を検討する。データは1995年に収集したものである。

言語学特殊講義 「日本の方言」 上野 善道

2単位
・冬

火3

研究室

日本語の方言について、音韻・アクセントと文法(形態)に重点を置きながら概説する。昨年度の続講 で、今年度は八丈島・北陸・鹿児島・琉球の諸方言を中 心に見て。その中で、記述言語学・言語地理 学・比較言語学の基礎にも触れる。 新規受講生に特別な知識は要求しない。テキストは用いないが、 随時関連資料を配る予定。

言語学演習 上野 善道

2単位
・夏

火3

研究室

日英語の語形成と音韻構造の関係を扱っている窪薗晴夫『語形成と音韻構造』(くろしお出版、1995) を演習形式で読む。内容を批判的に検討し、積極的に発言することが求められる。

音声学 上野 善道

4単位
・通年

火4

視セ1

音声を正しく聞き取って書き取り、かつそれを発音できるようでなければ、未知の言語・方言の研 究は一歩も進まないと言っても過言ではない。英語や日本 語などのよく知れられている言語でも、 音声学を身に付けていないと事実をきちんと観察できないものである。この授業では、音声につき その理論的な理解 にとどまらず、実践的な理解をも得ることを狙いとし、具体的な目標を「国際 音 声字母」が使いこなせるようになることにおく。このため、通常の講義とはかなり異なる形態のもの となる。聞き取りと発音は毎時間当てられるものと思ってほしい。若い時ほどマスターしやすいの で、できるだけ3年次に取ることを 勧める。テキストは服部四郎『音声学』(岩波書店)および風間 ・上野・松村・ 町田『言語学』(東大出版会)を用いる。

言語学演習 「印欧語比較研究」 熊本 裕

4単位
・通年

水2

研究室

大学院と共通の演習で、「比較言語学(I・II)」よりは程度の高い印欧語比較 言語学の専門的な論文 を扱う。本年度は昨年度に続き C.Waktins, Geschichte der indogermanischen Verbalflexion (lndogermanische Grammatik,V /1,Heidelberg 1969)を読む。必要な基礎的な知識と昨年度扱った 範囲については年度初めに簡単な説明を行なう。この種の文献を理解する上で必要とされ るのは、 当然要求される毎回の本文についての予習の他に、数多く参照される資料からの引用や研究文献を直 接調査することであり、これは履修者が分担して行なう。この作業をきちんと行なった者は、学年末 のレポート・試験などは 課さない。

比較言語学(I) 熊本 裕

2単位
・夏

月2

研究室

Anthony Fox, Linguisitc Reconstruction. An Introduction to Theory and Method, Oxford UP, 1995(研究室で一定部数を用意してあり、各自購入すること。コピーの使用は不可)をもとに、比較と 再建という歴史・比較言語学の根 本的な問題を扱う。各週の進度は学期初めに予告する。履修者は指 定された章 を予め読んでおくことを要求され、また与えられたテーマについて短いぺーパー を提出 する。昨年度「比較言語学」を2単位のみ取得したものは、今年度の「比較言語学(I)」を履修するこ と。

比較言語学(II) 熊本 裕

2単位
・冬

月2

研究室

April M.S.McMahon, Understanding Language Change, Cambridge UP,1994(上 と同じく研究室で準 備する予定)をもとに、「言語変化」に関するさまざまな 理論を扱う。授業の進め方は上と同じ。

言語学特殊講義 「セム語比較文法」 中野 暁雄

4単位
・通年

月5

研究室

言語学特殊講義 「満州ツングース語研究」 中島 幹起

4単位
・通年

金4

研究室

東アジアの北方民族の言語である満州語を学ぶ。満州語は、アルタイ諸語のう ちのツングース語の一 支派であり、中国語とは全く違った言語である。本講義 では、満州語の文字と発音を習得した後、清 朝時代に書かれた満州語の文書を 読む能力をつけることを目標とする。東アジアの歴史、言語、文化 に関心をもつ者、菱古語、朝鮮語、ウラル諸諸、ロシア語を習んでいる諸君に、とくに、 有益であ る。テキストは、随時、コピーを配布する。

言語学特殊講義 「Comparative Syntax of Philippine Languages」 Curtis D.McFar1and

4単位
・通年

火5

研究室

ln the first half of the course, the major syntactic structures of Filipino(Tagalog) will be presented. The second half of the course will survey corresponding structures in other major Philippine languages, particularly Ilokano and Sebuano. Prior konwledge of Philippine language is not required, but would be useful.

印度語学概論「トカラ語研究」 熊本 裕 4単位
通年
金3 研究室 今世紀初頭にドイツ、フランス、イギリス、日本などの探索隊によって中国奥地の 砂漠から発掘され、解読の結果、さまざまな問題をはらみつつも「トカラ語」 と命名された言語の資料は、インド系の文字を用いながらそれまで知られて いなかったインド-ヨーロッパ語で書かれた多数の仏典や世俗文書を含む。
この授業では、昨年に続き、この言語のテクストを直接読むことを試みる。 文法の説明に続いて、W. Krause, W. Thomas, Tocharisches Elementarbuch, Band II, Texte und Glossar, Heidelberg 1964に基づいて、代表的なテクストを 扱う予定である。

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